国債 bonds issued by the government 2003 8 10
日本国債についての格付けが低いが、
これは、日本政府が放漫経営をしていること、
さらに、非効率な政府系企業(公社・公団、特殊法人)を抱えていること、
こういう面を考えれば、あのような格付けになるかもしれない。
しかし、他の国の国債よりは、マシだと考えられる。
日本には、個人の金融資産が約1400兆円ある。
(これは、ゼロ金利に近くても貯金する日本人のなせるワザでもある。
このうち株式資産は、3%強で、
預貯金だけで、金融資産の半分を超えていると推定される。)
この約1400兆円ある個人の金融資産が、実質的に、日本国債の担保となっている。
今の金融システムから言うと、実質的に、そうなっている。
だから、日本国民から見れば、とんでもない話だと考えるが、
外国から見れば、他の国の国債よりは、日本国債の方が、まだ、マシと見えるはずである。